3兄弟の母になったみっぽです。
それぞれ別の病院で、あわせて3人を産みました。
出産前って準備するものが色々ありますよね。
主に、入院のための準備と、退院後の生活に向けた準備と、二種類だと思います。
終わってみると(3人目は絶賛退院後の育児中ですが)、
- 用意したけどいらなかった
- 用意しておいてよかった
- 用意しておけばよかった
どれもそこそこありました!
なので、この記事でまとめます。
病院によって違ったり、1人目の子供か2人目以降かどうか、でも違います。
出産に向けて準備中の方の参考になりますように!
入院準備編
まずは出産&入院に向けた準備品です。
仕事をしている人なら産休に入りしだい、産休がない人なら9ヶ月頃までには用意しておいたほうがいいと思います。
ちなみにわたしは自然分娩しか経験がありません。
帝王切開と事前にわかっている方は、経験者の体験談も参考にされたほうがなお良いと思います!
必要なもの
- 飲み物、ペットボトル用ストローキャップ
- モバイルバッテリー、スマホ充電器
- 産褥ショーツ
- お産パッド
- お風呂セット、歯ブラシ、スキンケア用品
- サンダル
- 退院時に着て帰るもの(自分、赤ちゃん<ベビー服、おくるみ>)
それぞれ解説します。
飲み物、ペットボトル用ストローキャップ
出産の始まり方にもよりますが、だいたいの場合飲み物、食べ物を買っている時間はないので、持ち物に入れておいたほうがいいです。とくに飲み物。
しかし、陣痛(すごく痛い)の合間に「ペットボトルの蓋を開ける→口元に引き寄せる→飲む→蓋を閉める→テーブルに戻す」という一連の作業をするのは案外大変なので、ストロー付きのキャップが便利です。
ダイソーなど100均でも売ってますが、必ず「傾けると漏れるよ」と注意書きがあるので、わたしはネットで数百円するのを買いました。
モバイルバッテリー、スマホ充電器
スマホの充電器に加えて、モバイルバッテリーも必需品です。
お産、よっぽど進みが速い人以外、平気で1日以上かかったりするので……
陣痛の合間は余裕があるので、夫や親に連絡したり、アプリで陣痛間隔はかったり、ぼーっとツイッターのタイムラインを眺めたり、けっこう電池を消費しますよ。
Ankerのモバイルバッテリーがおすすめです。
シンプルなデザインかつ大容量。
Anker PowerCore 13000を使っていますが、iPhone SEを数回は満タン充電できます。
産褥ショーツ
産褥ショーツとは「股の部分がマジックテープで外れる」かつ「防水加工がしてある」お産用のショーツです。
産後はしょっちゅう股(傷口)の様子をチェックされるので、これを履いてるといちいち脱がずに済んで楽なのです。
病院でもらうお産セットに入っていることが多いと思いますが、産後は5日~1週間程度入院します。
汚れて履き替えることを考えると、自分でも用意しておいたほうが良かったです!
(とはいえまじで産後しか用のない品なので、安いものを最低限、がおすすめ)
お産パッド
お産用パッドっていうのは、生理用ナプキンのでかいやつです。
といっても形状は「ザ・長方形」なので、高性能ナプキンを見慣れてるとやたらと無骨に見えます(笑)(メーカーによる)
こちらも病院でもらえることが多いですが、わたしはもらった分では足りませんでした。
病院の売店で買い足せますが、体調によっては買いに行くのが難しいと思うので、事前に準備するのがおすすめです。
(参考までに、わたしは毎回Lサイズ1パック、Mサイズ1.5~2パック、Sサイズ1.5~2パック程度を消費してました。使い切らないのが心配なら、大きめの生理用ナプキンでもいいと思います)
お風呂セット、歯ブラシ、スキンケア用品
- お風呂セット
- 歯ブラシセット
- スキンケア用品
は、普段旅行に行くセットをそのままつっこんでおけば良いと思います。
退院後、家ではなかなかゆっくりお風呂に入れないので、病院のシャワーを満喫しておくことを勧めます……!
サンダル
病院内を歩き回る用のサンダルも必要です。
年配の方はかかとがしっかりした転びにくい靴を履いていることが多いですが、便利なのはクロックスみたいなつっかけタイプ。
「クロックス風」、でもよければ、ダイソーなんかで2~300円くらいで売ってますよ。
退院時に着て帰るもの(自分、赤ちゃん)
あんがい忘れがちなのが、退院のときに着る服!
入院中に「わたしが着て帰るもの持ってきて」とお願いして、ちゃんと適切なものを持ってこれる旦那さんなら、忘れても大丈夫ですが……(我が家は少し不安だ)
退院していくたくさんの赤ちゃんを見ましたが、ベビードレスを着せるか普段着かは、家それぞれでした。
ベビードレス、退院時とお宮参りくらいしか出番がないんですよね……それ以降はサイズアウトして着れないはず。
というわけで我が家は、ちょっとちゃんとした雰囲気のドレスオールを買いました。
退院後もヘビーに着倒しています。
あと忘れがちなのが「おくるみ」ですね。
新生児、ふにゃふにゃホヨホヨしているので、おくるみがあったほうが安心して抱っこできます。
きれいなバスタオルとか、冬場ならひざ掛けみたいなのでも十分です。
必要だけどたぶん病院で用意してくれるもの
- 入院着、タオル
- 授乳クッション
さて続いては、入院中に必要だけど買う必要はないもの、です。
病院によっては必要な場合もあると思うので、案内をよく確認してくださいね。
入院着、タオル
入院時に着るパジャマは、ほとんどの場合費用に含まれているか、レンタルが可能だと思います。
出産後に使える、と言っても、授乳をするしないだとか、体型の変化だとかで使いやすいものが変わってくると思うので、たとえ有料だったとしても個人的にはレンタル一択です。
同じくタオルも自由に使える or レンタル可能なことがほとんどだと思います。
産後のシャワーとか、顔を洗ったときに使いますね。
授乳クッション
授乳クッションは授乳のときの必需品です。
母乳だけでなく、ミルクをあげるときにも、クッションに乗せたほうが赤ちゃんが安定します。
病院には必ず用意してありますし、わたしは産んだ3病院中2つで、授乳クッションをプレゼントとしてもらいました。
なので、買う必要ない方も多いかと思いますが……
もし買うなら、おすすめは断トツでdaccoのクッション。
長男を産んだときにもらいましたが、高さ、柔らかさともに申し分なく、これまで使った中でベストの一品。
これは、いろんな授乳室に置いてあるクッション累計10種類以上を使った中での総合評価です(笑)
さすがに3年以上使い続けて多少へたれてきたものの、今でも十分現役選手です。
(授乳以外にも普段は枕として酷使されていますね……)
いらなかったもの
- 下着(上)
- 靴下
最後に、入院バッグに放り込んだけれど使わなかったもの、を軽く紹介します。
ブラトップなど上半身用の下着は全然着ませんでした。
病院内は寒くないし、胸のチェック(母乳が出てるかどうか)もしょっちゅうあるので、着てても邪魔だと思います。
同じく、病院が寒くないので靴下も全然履きませんでした。
これは好みがあるかと思います。
むくみ防止に着圧ソックスを履いている方もいました。
むくんでつらい方はほんとに大変なようなので、もし持っているなら、入院バッグに入れておくと安心ですね。
退院後生活編
続いて、退院後に必要になるものです。
赤ちゃん用品って揃えだすときりがありませんが、だいたいここでは産後一か月(外出がまだあまりできない期間)に必要なものを想定しています。
Amazonで必要時に頼めばすぐ持ってきてもらえる……という考え方もありますが、
産後に色々考えるのは面倒だし(寝不足でそれどころじゃないし)、授乳中にピンポンされると出るのが大変だったりします。
なので、絶対いるものは用意しておくことをオススメします!
あらかじめ用意しておいたほうがいいもの
- 新生児服、おくるみ
- チャイルドシート(ベビーシート)
- ベビーベッド
- ベビーバス、ベビーソープ、保湿剤
チャイルドシート、ベビーベッド、ベビーバス(お風呂用品)は、車の有無や家族構成によってもいるかいらないかが分かれます。
というわけで、一つずつ説明していきます。
新生児服、おくるみ
赤ちゃんの服は用意しておいたほうがいいです!
退院時から必要になるし、ほかのもので代替がきかないので。
でも、赤ちゃん服って意外と種類が多い。
何も知らずにお店に行くと、いったいどれを買えばいいんだか途方に暮れてしまうんですよね。
3兄弟に着せて感じた、おすすめの組み合わせは、
- 短肌着(50~60cm程度)…5枚以上
- 2wayオールまたはコンビ肌着(60cm程度)…5枚以上
です。
短肌着を下着として使い、その上に2wayオールを重ねます。
これで、室内ならほぼオールシーズンいけます(夏、冬は冷暖房を使ってあげてくださいね)。
ところで、短肌着を買うとよくセットで「コンビ肌着」というものがついてきます。
コンビ肌着は名前こそ「肌着」ですが、足の部分にスナップがついていて、カバーオールのように着せられるものです。
冬以外なら短肌着に重ねて服として着せてもいいし、肌着として使っても大丈夫です。
というわけで、短肌着、コンビ肌着、2wayオールを合わせて10枚程度用意しておけば、退院後当面の生活はなんとかなると思います!
チャイルドシート
続いてはチャイルドシートです。
退院後に自家用車で帰宅する予定の方は必須。
新生児対応のチャイルドシート(ベビーシート)を備え付けていないと、法令に違反してしまいます。
チャイルドシート(ベビーシート)として我が家で愛用していたのは「トラベルシステム」です。
ベビーカーとベビーシートがひとつになっている、というもので「自家用車はないけど、夫婦の(両)実家には車がある」方にめちゃくちゃオススメのグッズ。
ベビーカーに乗せて実家に遊びに行き、実家の車に乗せてもらうときにベビーシートとして使っていました。
同じ状況の方なら個人的にはトラベルシステム一択です。
自家用車をお持ちの方なら、0歳児対応のベビーシートって、種類が少なかったり使用期間が短かったり、大きくなっても使えるものは値段が高かったりするので、一定期間レンタルするのもありだと思います。
ベビーベッド
ベビーベッドは、いる、いらないが意見が分かれるところだと思います。
我が家の場合、1人目は用意せず、実際必要ありませんでした。
が、2人目、3人目では用意し、想像通り大活躍。
理由としては、上の子が小さいので、危険なちょっかいを出しまくるんですね。
赤ちゃんの安全地帯としてベビーベッドは必須でした。
ベビーベッドが必要な期間は、我が家の場合は生後半年ほどだったので、
- コンパクトタイプ
- レンタル
で、済ませています。
敷きマット込みでも、半年で13000円程度(配送料含む)だったので、コストパフォーマンス的にも満足でした。
もし、やむを得ず買うとなったら、レンタルしたこちらのヤマサキ製を選ぶと思います。
ベビーバス、ベビーソープ、保湿剤
ベビーバスはあると便利!
ですが、お風呂場が狭い場合はむしろ邪魔かも。
我が家もアパート住まいの1人目出産時は用意しませんでした。
(大きめのタライを使いました。でもデカ赤だったので、すぐぎゅうぎゅうに……)
新生児、そもそも沐浴じゃなくて最初から普通にお風呂に入れちゃってもいいんだそうです。
【医師監修】新生児を大人と一緒にお風呂に入れても問題ないの?│ゼクシィBaby
だから、ママのワンオペでないかぎり、ベビーバスがなくてもなんとかなると思います。
あったほうが便利、それだけ。
買うなら、空気で膨らませるタイプじゃなくて、普通のプラスチック製のを勧めます。
使う期間は出しっぱなしなのだからコンパクトにたためる必要なんてないし、しまっておいて第2子で使おうとすると、微妙な穴が開いてて膨らまなかったりします。
(ベビーバスじゃないですが、同メーカー製の空気で膨らませる椅子は途中で穴が開きました)
で、ベビーバスより必要なのが「保湿剤」だと思います。
第2子を産んだ病院で、新生児期からの保湿が、皮膚トラブル予防に重要!と教わりました。
実際に、スキンケア(保湿)がアトピー性皮膚炎の発症を抑え、ひいてはアレルギー予防に効果的だという研究結果があるそうです。
【保存版】アトピー性皮膚炎へのスキンケア「8つの質問」に答えます
なので三男も、退院後すぐからお風呂上がりにはがっつり保湿しています。
次男の病院で勧められた保湿剤はこちら。
次男には退院後もこのママ&キッズを使いましたが、値段が高かったので、三男に使っているのはこちら(笑)
ベビーソープも買っておいたほうがいいですね。
我が家では大人もベビーソープです。風呂場に色々置くとごちゃごちゃするので……
必要だとわかった時点で買うべきもの
- 哺乳瓶、乳首、粉ミルク
- 授乳用下着
- 乳首ケア用品各種
- 新生児用紙オムツ、おしりふき
- 円座クッション
さて次は「必要だ!とわかったら、病院からネット注文 or 退院時にドラッグストアに寄る」のがいいんじゃないかな、と思うグッズです。
こちらも一つずつ解説します。
哺乳瓶、乳首、粉ミルク
まず最初は、哺乳瓶、哺乳瓶用の乳首、粉ミルク。
特に初産の場合、しょっぱなから母乳がふんだんに出ることはまずないため、99%必要になるセットです。
じゃあ、なんで産まれる前に用意しちゃいけないの?というと、
- 赤ちゃんによっては慣れた哺乳瓶でしか飲まない → 産院と同じものを用意したほうがいい
- 赤ちゃんによっては決まった粉ミルクしか飲まない → 産院と同じものを(以下略)
ということがあるからです。
なので、産院で使っているものを確認しつつ、必要なら助産師さんに尋ねたりしてから、退院後使うものを決めて購入、の流れがいいと思ってます。
授乳用下着
授乳用下着も、産後の経過でミルク育児になりそうなら、そもそも必要ないグッズ。
母乳育児なら必要です。
ブラトップでもいけないことはないですが、授乳用下着のほうが圧倒的にあげやすいです。
タンクトップタイプだと、寒い時期でもお腹が冷えないのでおすすめです。
乳首ケア用品各種
母乳育児につきものなのが乳トラブルです。
わたしは乳腺炎しか経験ないのですが、出だしはけっこう傷だらけになる方も多いようです……
このピュアレーンなど、赤ちゃんの口に入っても安全なオイル等でケアすることが大事です。
また、母乳パッドも必要かどうかが人によって分かれるところ。
わたしはほとんど使わず、必要だという友達に全部あげてしまいました。
産院で試供品をもらえたりするので、使い勝手を試してみるとよいですね。
新生児用紙オムツ、おしりふき
紙オムツは絶対必要な品ですが、実は「新生児」サイズというのがくせものです。
体重5kgまで大丈夫、と記載があるのですが、けっこう早くサイズアウトしてしまうんですよ。
我が家の子供たちが出生体重4kg台で大きめ(というか大きすぎ)だったのはあると思いますが、産院でもらった余り+1パック弱、ですぐSサイズに移行しました。
あと、赤ちゃんの足や腰まわりの太さによって、合う紙オムツが全然違います。
合わないものはガンガン漏れます。
産院で使ったものが不都合なかったなら、同じものを買うのが無難です。
というわけで、できれば事前に用意するよりも、産まれて赤ちゃんの大きさと様子を見てから買ったほうがいいんじゃないかな、と思っています。
紙オムツとあわせて、おしりふきも忘れず買いましょう!
新生児のウンチには、水びしょびしょタイプのおしりふきが効果的です。
わたしが使ったことのある中では、
- GOO.N(グーン) 肌にやさしいおしりふき
- アカチャンホンポ 水99% Super おしりふき
が良かったです。
ムーニーは水分が少なくて、新生児に合いませんでした……
円座クッション
円座クッションは、産後の股の負担軽減に役立ちます。
会陰切開の傷跡が痛む場合、これがないと座れないこともあるそうです。
わたしは円座クッションが無くても問題ありませんでした。
が、妊娠中に、座るとお尻が痛くて(お腹の重みで)座布団を買っていたので、円座にしておいたら産後も使えたかな~なんて思います。
いらなかったもの
- ガーゼ
- 帽子、靴下
最後に、あまり必要なかったものをさっと紹介しますね。
ガーゼは沐浴のときや、ミルクの吐き戻しを拭くのに使います。
けれど、沐浴ではめんどくさくてガーゼを出さないし、吐き戻しはタオルやおしりふきで拭けばよいし、で、なくても困りませんでした。
のちのち、0歳児クラスで保育園に預けるときに、ガーゼを持ち物指定されたので(よだれや鼻水を拭く用)、あっても無駄にはなりませんでしたが。
また、赤ちゃんの服関係では、帽子と靴下はほとんど使いませんでした。
髪の毛の多いタイプだったので、防寒用の帽子は必要なし。
また、でかい赤ん坊だったので、靴下を履かせて外に出るころには新生児用はサイズアウトしかけていました。
まあ、産まれる季節によっても違うかもしれませんね。
(我が家は全員、初夏~夏産まれです)
あと、写真を撮るときには、帽子も靴下も可愛くてよかったです。
というわけで、6千字を超える大ボリュームになってしまいましたが、参考になりましたでしょうか。
産後は寝不足や疲れで、考え事をするのもおっくうになります。
出産前に準備できるものを準備するだけでなく、まだ買わないものは「いつ決めていつ買う」の方針を立ててみてくださいね!
<次男の出産記録です>
<三男の出産記録です>
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