アイソレーションはあらゆるダンスにおける基本動作。
どこでダンスを習っても初心者のうちから練習することになりますが、一番つまづく人が多いのが首のアイソレーション（左右）だと思います。
かくいう私も、30代で初めてダンスを習い始めたときに首のアイソレーションにつまづきました。
「背中を壁につけるとやりやすい」
「腕を頭の横に上げるとやりやすい」
いろんなアドバイスをきき実践したのですが……１ミリも、本当に１っミリも、首が動かないんです（笑）
「最初は小さな動きでいいから、毎日続けて！」
そういわれても、小さくすら動かないものを毎日続けて動くようになるわけがありません。
本当に心が折れて、始めたばかりのダンスをもうあきらめようかと思うほど……
だったのですが、なんとか試行錯誤するうちに、あれほど動かなかった首が動くようになりました。
やり方は、先生からのアドバイスや、色んなレッスン動画で言われていたコツの合わせ技です。
そのコツの全てを、首が全く左右に動かない、アイソレーションができない方に伝授します。
本当に、まったく動かない人向けです。
私は、１日10～15分練習して、３日で「少し」動くようになりました。
その後も練習を続け、２週間で「ある程度」動くようになりました。
なおもやり続け、２か月で「めっちゃ首動くようになってびっくりした」と先生に言われるまでになりました。
私と同じように、首のアイソレーションが全くできない方のお役に立ったら嬉しいです。
全く首が動かない人のアイソレーション練習方法
まず、首（左右）のアイソレーションがどういう動きなのか分解してみます。
イラストのように、「首は斜めに倒れていて」「頭は倒れずまっすぐに向いている」というのが左右のアイソレーションの姿勢です。
まずはゆっくり、この形が作れるようになればいいんです。
でも、こんな風に首が斜めに倒れてくれないんですよね……
（ためしに鏡の前で、首が斜めに倒れるかやってみてください。もしできるなら、YouTubeにたくさん転がっているレッスン動画でなんとかなるので、そちらへどうぞ！笑）
一つ一つ練習していきます。
背中を壁につけ、肩を思いきり上げる
「背中を壁につける」「肩を思いきり上げる」
この動作はどちらも、首回りの筋肉をリラックスさせて動きやすくしてくれるそうです。
背中をぴったり壁にくっつけたまま、両肩を思いきり上げてみてください。
肩を動かさずに、首を斜めに倒す
続いて、両肩を上げたまま、首を斜めに倒します。
両肩をしっかり上げていると、比較的簡単に、首が傾くと思います！
このとき、背中や肩が、首にひきずられて左右にずれがちなので、動かないようしっかり固定しておいてください。
背中を壁につけておくと、動いてしまったときにずれる感触がわかるので、背中が壁から離れないようにしましょう。
首を倒したまま、頭をまっすぐに起こす
ここが一番難しいです。
「背中、肩は動かさず」「首も傾けたまま動かさず」に、頭をまっすぐに起こします。
首がつらないように気を付けてください！
うまくできなかったら、一回、首も肩もぜんぶフラットな状態に戻して、もう一回最初からやってみます。
何回でもやり直して、だんだんそれっぽい形にしていってください。
それっぽい形が作れたら、そこで「30秒」キープします。
30秒くらいキープすると、筋肉がその形を覚えてくれて、スムーズに動かせるようにだんだんなっていきます。
左右反対で同じことを練習する
右側で今の動きを練習したら、必ず左側で同じことを繰り返してください。
一生懸命やればやるほど片方に偏りがちになります。
左右で同じ分量ずつ練習することを必ず意識してください。
（同じずつ練習しても、どうしても得意不得意な方向がでてくることはあります）
練習時間は毎日10分程度で十分だと思います。
ダンスってほかにも練習することがたくさんですよね。
ほかの部位のアイソレーションや、リズム取り。レッスンを受けていれば、振付の復習なども。
それらの練習の合間に、鏡の前で壁に背中をつけて立って、首を動かしてみてください。
首が少し動くようになってきたら
このブログは「首のアイソレーションがしたいけど、まったく首が動かない！」という人向けの記事でした。
書いたとおりに練習して、少し動くようになってきたら、YouTubeのアイソレーション動画を見てさらに上達を目指してください。
わたしはこの動画で練習しました。
左右だけじゃなくて、前後ももちろんやってます！
ところで……
わたしのダンスの先生によると、実は、首の左右のアイソレーションはそんなに重要じゃないそうです（笑）
もちろん動かないとだめなのですが、前後の動きや胸のアイソレーションに比べると重要度は低くて、アクセント程度の使い道だと。
でも、首がしっかり動くと、レッスンを受けるのが楽しくなります。
鏡で見ても上達がわかりやすいし、めっちゃテンションあがりますよ。
わたしもまだまだ初心者なので、練習続けます！
一緒にがんばりましょう！
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