こんにちは、みっぽです。
次男の育休中に、ほぼ独学でTOEIC850点を取りました。
TOEICの勉強中、中心となったトレーニングの一つが英語上達完全マップに記載されている「音読パッケージ」。
簡単に説明すると、テキストを100回以上音読することで、英語のリズムを身体に叩きこむ!というトレーニング方法です。
マップでは「一文につき最低100回は音読せよ」とのことで、具体的なやり方の説明もあります。
しかし、実際やろうとするといくつか問題が……
・リピーティング、シャドーイングをそれぞれ何回やったらいいの?
なので、数か月やってみて落ち着いたわたしのやり方を紹介します。
あわせてTEDの音声ダウンロードの方法や、音声ファイルの分割のやり方(itunesを使った方法)についても解説します!
教材を選ぶ
教材の選び方はマップに記載のとおり。
音読に全く慣れていない人は中学レベルから。
やったことがあったり、中学文法が完成している人はもう少し上のレベルでいいと思います。
マップの推奨教材はこちら(中学レベル)。
楽天ブックス:みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング
わたしが使っているのはこちら(高校レベル)。
音源は公式サイトからダウンロードできます。
テキストと音源を1分ごとに区切る
「みるみる」は持ってないのでわからないのですが、自分で選んだ教材を使う場合はたいてい、一つの音源につき、ある程度の長さがあると思います。
3分以上の長さがある文章を一気に30回音読するのは大変です。
もちろん時間もかかるし……
いろいろ試した結果、一つの音源が1分以下だとストレスなくトレーニングできたので、私は、音源を1分を目安に分割することにしています。
やり方を、TEDのスピーチ(誰でも無料で見れます&聞けます)で説明しますね。
windows上で、itunesを使って編集する方法です。
“Try something new for 30 days”、そこまで難しくないし、何より聞けば聞くほどやる気がでてくるスピーチなのでお勧めです。
勉強したい動画の音声をダウンロードする
TEDの公式サイトに行き、使いたい動画の “Share” ボタンを押します。
“DOWNLOAD AUDIO” ボタンを押し、mp3の音声ファイルをダウンロードします。
itunesで音声ファイルの長さを編集する
itunesは更新すると仕様が変わります。
お使いのバージョンによって、項目の位置が違う場合があります。
まず、ダウンロードしたファイルをitunesで開きます。
(ダウンロードしたファイルの上で右クリックして、「プログラムから開く」→「itunes」と選びます)
itunes上で該当の音声ファイルを右クリックし「曲の情報」を開きます。
「オプション」タブの「開始」と「停止」にチェックマークを入れ、区切りたい秒数を入力して「OK」ボタンを押します。
試しに再生してみて、ちょうどいいところで区切れていたら、その曲を選択したまま
- 左上の「ファイル」をクリックする
- 「変換」を選ぶ
- 「AACバージョンを作成」を選ぶ
すると、短くカットされた長さの新規ファイルが作られます。
音声ファイルを分割し終えたら、元のファイルは「曲の情報」「オプション」と再度開き、開始と停止のチェックマークを外しておきます。
スクリプトの手に入れ方
TED公式サイトの動画の真下に “Transcript” というボタンがあるので、そこを押して “English” を選ぶと、スクリプトを見ることができます。
目安の秒数も書いてあるので、これをもとに音声ファイルを分割することができますね!
トレーニングのやり方 30回→20回→10回×5のサイクル回し
教材の準備ができたところで、いよいよトレーニングに入ります。
基本のやり方は英語上達完全マップのページを見てください。
以下の方法は、わたしがやりやすくアレンジしたバージョンです。
最初の30回
- 5回、テキストを見ながらリピーティングをします。
- 5回、テキストを見ながら音読します。
- 5回、テキストを見ながら再度リピーティングをします。(☆)
- 5回、再度音読します。
- 5回、テキストを見ずにリピーティングします。わからなくなったらいさぎよくテキストを見ます。
- 5回、シャドーイングをします。できなければ、テキストを見ながら音読します(オーバーラッピング)。
マップと違うのは(☆)のところ。
マップでは15回音読をする、となっていますが、15回音読している間に正しい発音や間の取り方がわからなくなっていくので、途中でリピーティングを挟むことにしています。
また、ラストのシャドーイングは、この時点ではできないことも多いので、その際にはオーバーラッピング(音声に合わせて音読すること)に切り替えています。
次の20回
- 4回、テキストを見ながらリピーティング。
- 10回、音読。
- 3回、テキストを見ないでリピーティング。
- 3回、シャドーイング。
テキストと自分のレベルが合っていれば、この段階ではテキストなしのリピーティングもシャドーイングもだいたいできると思います。
難しければテキストを見ながらやればOKです。
ラスト10回×5
- 1回、テキストを見ながらリピーティング。
- 5回、音読。
- 2回、テキストを見ないでリピーティング。
- 2回、シャドーイング。
これで合計100回になるので、トレーニングを終了します。
テキストの進め方 忘却曲線を利用する!
トレーニングのやり方は上記のとおりなのですが、100回一気にやろうとすると飽きるし効率が悪いです。
なので、わたしは複数のスクリプトを同時並行で進めています。
例えば、3分のテキストが2本あったとします。
1本目
- 前半1分 ①
- 中盤1分 ②
- 後半1分 ③
2本目
- 前半1分 ④
- 中盤1分 ⑤
- 後半1分 ⑥
初日は、①を30回やります。
2日目は①を20回、②を30回やります。
3日目は①を10回、②を20回、③を30回やります。
4日目は①を10回、②を10回、③を20回、④を30回やります。
こんな風にやっていきます。
そして、時間が取れなくなってきたら……
5日目は①を10回やります。
6日目は②を10回、③を10回やります。
7日目は④を20回やります。
8日目は⑤を30回やります。
9日目は時間があったので①、②、③、④を10回、⑤を20回、⑥を30回やります。
10日目は①を10回やります。(これで①は100回やったのでおしまいです。)
そんな感じで毎日続けていきます。
ちなみに、1分のテキストだと、10回やるだけでも15分くらいかかります。
なので、それすら時間がとりにくい!という人は、30秒くらいでテキストを区切っておくと、もっと取り組みやすいかもしれませんね。
音源作成が若干めんどくさいのだけが難点ですが……
(でも慣れるとitunesでやるやり方は速いですよ)
とくに30回やる日が時間がかかるのですが、途中で中断せずに、なんとか時間をとって30回がーっとやってしまうほうが絶対定着率がいいです。
経験上、その後次の20回をやるまでに1週間以上あいたとしても、かなりすらすら音読できるようになっています。
というわけで、以上、わたしの音読パッケージのやり方解説でした。
今はZESTARをやっていますが、それが終わったら今年度受験予定の英検の教材に取り組むつもりです。
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