3人目の子供を出産してきました、みっぽです。
産後の入院中にこの記事を書いています。
出産も3回目ともなれば慣れたもんでしょう、と言いたいところですが、実際は色々違うところがありました。
- 初めて予定日超過
- 初めて計画入院
- 初めて誘発分娩
計画入院と誘発分娩の理由は「赤ちゃんが大きくなりすぎ」です。
長男も次男も、4000g超えの「巨大児」でした。
その実績(笑)から、今回も4キロを超えるだろう、との予測。
巨大児は産むのも大変になるし、健康上のリスクが高まります。
というわけで、予定日を過ぎてしまったら入院して、促進剤で出産することになりました。
この記事では、予定日前から出産後までの、わたしのやきもき感と出産レポートを書きます。
予定日近くなってそわそわしている方や、赤ちゃんが大きめと言われて心配されている方の参考になればと思います!
出産前
臨月に入ってからの健診で、計画出産することが決まりました。
36週…巨大児疑惑。計画出産を示唆される
今回の第3子、妊娠経過はおおむね順調でした。
長男、次男は吐きづわりがひどかったのですが、やってきたのは予想外の眠りづわり。
働いているのでとくに仕事中はつらかったですが、毎晩21時には必ず子供と寝落ちするようにして乗り切りました。
妊娠後期になると、尿漏れだとかこむら返りだとか、それなりのマイナートラブルには見舞われます。
けれど、大きなアクシデントはなく、無事に臨月を迎えられました。
ところが36週の健診で……
うーん、上のお子さん大きかったんだよね。巨大児はちょっと避けたいなあ
ん?
今後、胎児が重くなり過ぎるようなら、日にち決めて入院して産んじゃいましょう!
なんですと?
……予想外の展開です。
血液検査の結果も問題なく、妊娠糖尿病が原因じゃないとのことで、すっかり油断していたのに。
(赤ちゃんが大きくなりすぎる原因は「妊娠糖尿病」という妊婦さんの病気であることが多いそうです。この病気になると食事制限などが加わるため、妊娠生活が大変になります)
長男は破水から、次男は陣痛からの出産だったので、今回はどっちかな〜なんて考えていたのがすっかりそれどころじゃなくなりました。
しかし、入院日が決まれば「上の子どうするか問題」を事前になんとかできるし、むしろ良いことなのか!?
どっちがいいのかなあと考えながら、週一回の健診を待つ日が続きました。
39週…入院日、誘発分娩日が決まる
「でかすぎる」が原因で示唆された計画出産。
ところが胎児の推定体重、あまり重くなりません。
- 37週…3100g
- 38週…3150g
- 39週…3600g
ようやく39週で、
「やっぱり大きいようだから、予定日過ぎたら入院しましょう」
と決定しました。
入院したら、まずは子宮口を広げる処置をし、それから促進剤を使って出産に進むとのこと。
分娩促進剤のリスクも説明され、
「もし使いたくないと思えば、入院せずに陣痛を待ってもいいですよ」
と言われました。
が……
- 長男の出産でも促進剤を使った
- あんまり予定日過ぎると夫の出張とかぶる
- 赤子でかすぎ→出ない→帝王切開、のフルコンボは嫌だ!
というわけで、予定日翌日からの入院を予約しました。
まあでも、前駆陣痛もきてるし、その日までに産まれちゃいそうだけどねー
先生にも看護師さんにも言われながら、その日は帰宅しました。
入院から出産まで
病院での予想、そして家族の期待を華麗にかわし、予定日当日になっても何も起こらず……
計画入院、確定。
予定日翌日に入院。バルーンからの破水
入院当日は、14時に病院へ来るよう指定されました。
母に車で送ってもらい、手続きを済ませて病室へ。
すると、案内してくれた助産師さんが、
「お風呂入りたい?」
え、このタイミングで?
とびっくりしましたが、なんでも処置が始まったらシャワー不可だそうで、チャンスは今しかないと。
せっかくなので、シャワーを浴びました!
処置は17時頃からとの話でしたが、お医者さんの都合か、16時前には内診を受けることに。
おっ、子宮口3センチ。柔らかいしいい感じだねー
ほんとですか!
長男も次男も今回も、内診で「まだまだだね」しか言われたことのなかったわたし。
「いい感じ」と言われただけで、だいぶ嬉しくなりました(笑)
まだ何も始まってないんだけどさ。
ミニメトロという小さめのバルーンを使うことになりました。
バルーンやラミナリア(同じく子宮口を広げる棒状の器具)はとても痛い、と聞いていたので身構えましたが、痛みは一切感じず。
若干の違和感程度です。
ただ、器具の先端部分が身体からはみ出すので、とても邪魔……
立つ、歩く、座るはまあ我慢できるんですが、トイレが面倒!
痛くないようガーゼを巻いてもらったので、トイレ時に汚さないよう、妙な体勢で便座にすわるはめになりました。
(助産師さんに尋ねたら、ガーゼ邪魔なら取っちゃっていいよ、と言われましたが)
その後、点滴用の針を刺され、あとは待つのみ。
晩御飯は美味しく完食、いや、足りない……
(非常食持ってきとけばよかったー)
消灯時間を迎えました。
明日はいよいよ出産か、と少しばかり緊張します。
しっかり寝るぞー!と意気込みますが、緊張のせいか、臨月の不眠のせいか、子供に邪魔されない絶好のチャンスだというのにちっとも寝つけません。
というわけで数時間ゴロゴロしていると、前触れもなく股に違和感。
めっちゃ生温いものがドロっと流れた感触。
まさか、破水?
「すみません、尿漏れじゃない感じで、どばっと何か出てきたんですが……」
ナースコールし、内診を受ける。
しかし、
「うーん……破水ではないねえ……」
リトマス紙を見ながら、首をかしげる助産師さん。
えー、違うのー!
「そうですか……」
「うん、違う。でももしかしたら、早いかもしれない」
「はやい、とは……?」
すごすご病室に引き返しました。
とりあえずトイレに行ってみると、たしかに水というよりは超大量のオリモノみたいなものが出ていた。
今思えば、このときに出産用ショーツとかお産パッド(ナプキンのでかいの)とか、用意しておけば良かったです。
なぜなら、30分もせずにまたドバドバっと何かが流れ出てきたから!
「あの、また破水みたいな感触が……」
「はーい、じゃあ必要そうなもの持ってきてくださいねー!」
必要なもの?はて?となりながら、とりあえず、
- お産パッド(ナプキン)
- スマホ
- 飲み物
を持って分娩室に向かいました。
ですが、その後出産まで部屋から出られなかったので、もっと色々持ってくるべきだったです!
(助産師さんが分娩セット一式、モバイルバッテリーを持ってきてくれて助かった)
そう、今度はばっちり破水でした。
というわけで、パジャマから出産着に着替え、パンツを履き替え(さっきの破水疑惑のときに履き替えてパッドあてればよかった。汚れ物が増えた〜)、分娩台にゴロリ。
「寝れるうちに寝ておいてね」
「はーい」
だんだんお腹の痛みが強くなってきましたが、合間で気絶するように寝落ちしていた模様。
立会い予定の夫には、
「破水したけど陣痛まだまだだから、明日の朝、子供を保育園に送ったら早めにきてー!」
と連絡しておきました。
陣痛が10分から縮まらず、予定通り促進剤を使うことに
日付が変わるころに破水し、夜中のうちは5〜15分間隔の陣痛が続きます。
痛みの強さは、息をおおーきく吐いて、なんとか声を出さずにいられるほど。
5回ゆーっくり息をすると、痛みの波が収まっていくので、数えながらこらえていました。
で、痛くなくなると寝落ち。
寝た気はしなかったけど、それなりに休めていたとは思います。
朝になったら先生がきて内診です。
おっ、子宮口8cm開いてるね!
え!
8cmってもう産まれるじゃん!?
(産まれない)
(全開は10cm、ここからの長さは人による)
陣痛間隔は縮んでいないものの、思ったよりお産が進んでいたことがわかり嬉しい。
夫も到着し、保育園の預け時間内に出産終わるか!?のカウントダウンがスタートです(笑)
ここからの経過はこんな感じ
- 促進剤点滴スタート
- トイレ忘れてたのに気づいて、付き添われて行ってくる
- 朝ごはん完食
- なかなか進まないのをやきもき待つ(痛い)
「これ、日中に出産終わりますかね……?」
「まだまだ点滴始まったばかりだから!大丈夫!」
30分ごとに点滴の流量が上げられます。
開始後3時間過ぎたあたりで変化が。
- 陣痛、3分間隔に縮まる
- 子宮口9cm
- 内診ついでに破水させられる
- 痛くて悶絶し始める
破水してからしんどかったー!!
隣の分娩室で、初産の妊婦さんが夜中からずっと叫んでいるのが聞こえていたのだけど、それがもはや気にならないレベル。
どのくらいしんどかったかというとこのくらい
- 気持ち悪くて吐く(4〜5回)
- 汗だくで髪びっしょり
- 髪をかきむしる
- 深呼吸の吐く息が勝手にうめき声になる
いきんでいいよ、って言ってもらえなくて、すっげー耐えてた。
もう妊娠はこりごりだ、次産むなら無痛だ無痛、と100回くらい考えました(若干の矛盾)
最終的に、いきんでいいよって言われてないけど、めっちゃ力が入ってしまった。
助産師さんに言われる。
「いいよー、勝手に力入っちゃったらそれで大丈夫!」
なんだ!
いきんでよかったのか!!!
そこから一生懸命頑張りました!!!
4000g超えの巨大児を出産
だいたいお産が近いかどうかは部屋にいる人の数でわかるんですよね(経験上)。
そろそろ産まれそうになると、どこにいたの?ってくらいお医者さんとか助産師さんがお部屋にくるよ!
で、大勢の人に囲まれながらぐっといきむと、ようやく頭が挟まる感覚!
痛い、というか固っい!!
「力抜いてー!」
むり!
「あ、出てこない。次、もう一回力入れて!」
むりむり!!
無理と思いつつ、なんとか最後の気力と体力をふりしぼり、指示に従いました。
夜中寝れてなかったり、叫んで体力使い過ぎてたら、できなかったと思う。
そして出てきました我が子!!
すごい泣きそうな顔してる!!
まだ泣かない、
あ、泣いた!!!
「男の子ですよー」
うん、知ってる(笑)
一瞬抱っこさせてもらえ、身体を拭き測定をされ、体重は4000と数グラムでした。
夫が計るのを見ていたらしく、よし、と言うのが聞こえましたが……
よくないよ〜!
でかいのこっちは大変だったんだよ〜!!
ともかく、無事に産まれました。
解放感がものすごくて、泣くより先に笑っちゃいました。
出産後
出産後はそのまま分娩室で2時間ほど過ごします。
その間、赤ちゃんを抱っこさせてもらったり、赤ちゃんが検査で連れていかれたり、お昼ご飯を食べたりしました。
赤ちゃんが低血糖で再検査
産後すぐの検査で、赤ちゃんが低血糖状態であることがわかりました。
体重が多め、少なめの赤ちゃんだとよくあるそうです。
幸い、ミルクを多めに飲ませてすぐ回復したとのことで、その後退院まで異常なし。
心配ごとも少なく、元気に産まれてきてくれてありがとう!
産後の後陣痛がつらい
一方、母体のほうは無事とは言いがたかったです。
出産直後はけっこう元気で、立ち上がってもフラフラせず。
面会の対応もつつがなくこなし、でも夜に、37度台前半の熱が出ました。
後陣痛も、子宮口8cmくらいの痛みがあったので、かなりしんどく。
夜は赤ちゃんを預かってもらえましたが、後陣痛が定期的にくるせいで、1〜2時間おきに目を覚ましていました……
母体のあれやこれやはこんな感じ
- 後陣痛(波あり。産後4日目でだいぶマシに)
- お腹が出てる(歩くと重みでクラっとする。補正下着買おうかな)
- 悪露(授乳のたびに……)
- 便秘(薬でなんとか出してる)
回復ぶりは順調だと言われました。
ともかく、無理しないように気をつけます。
里帰りはしない。夫も育休を取ります
今回、3人目の出産でした。
平日日中は保育園がありますが、
①3歳 ②1歳 ③新生児
を一気に育てていくことになります。
到底一人では乗り切れません。
そこで、我が家の対応策としては……
いまのところ子供は3人で終わり、と考えていることもあり、夫婦で育休を取ることにしました!
夫も家事、育児がひととおりできます。
(料理はパスタに偏ってるけど)
産後すぐは大幅に頼りつつ……
わたしの回復後は、夫婦で一緒に、楽しくやりたいと思います。
というわけで、3人目にして初めての計画分娩でしたが、感想は
「やってよかった」
でした。
結果4キロ超えてたので、陣痛を待っていたら、大き過ぎて産めないこともありえたと思います。
立ち会う夫や手伝ってもらう実母と予定を組みやすかったのも、入院日が決まっているメリットでした。
でも、いろんな方の出産体験を聞いていて思うのは、
「出産は、ほんっとうに、人それぞれ!!」
産むママによってもそれぞれだし、赤ちゃんによっても全然違う。
どれが良いとか悪いとかないし(楽だった、大変だったは結果的にあるだろうけど)、
なるべく最善は尽くしつつ「今回はこうだった」というのを全力でやりきるしかないんだな、と思いました。
この記録も、今回わたしの場合はこうだったよ、ということで。
あくまで一つの体験談ではありますが、なにか悩んだり、考えあぐねている方の参考になれば嬉しいです。
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